YAMAHA RZ250RR チューニング日記 2019年06月19日  マウントの製作

いよいよ製作開始!!
 調整部の製作も何とか終え、次はマウント全体の製作です。

純正の形状を元に、同じような形になるようにしてありますが、強度を計算した訳でも無く、勘のみ(笑)。
真似される方はいらっしゃらないとは思いますが、「自己責任」で。

  

ボール紙から型紙作成
 またまたローテクな作業からです。

フレーム間の距離から簡単な図面を書き出し、そこに渡すプレートの型紙を作ります。
当然、ハサミでの手切りなので精度は望めません...
しかしながら、いきなり鉄板からですと、無駄な材料と労力の生産となってしまうので、少しでも間違いの出難い作業としました。

まぁ、こうして型紙を作っても軟らかい紙と硬い鉄板で同じにはならないのですが...
型紙をベースに最終的に手修正の余地を残した形に鉄板から切り出しました。
大きいものは削って修正出来ますけど、小さかったら伸ばす訳には行きませんからね〜(笑)

 

鉄板から切り出し
 高速カッターとサンダーを使ってシコシコと切り出します。
3mm厚だとジグソウではちょっと厳しいので、仕方なくサンダーで慎重に切り出します。

フレームに嵌る円形部分は後からでは加工が困難なので、予め板材の時にホルソーで穴を開けておき、その後に鉄板を切り出しています。
このホルソーでの穴あけにも精度が要求されますので、下穴を開け、慎重に作業しました。

その成果もあってか、フレームには「パチン」という音と共に隙間無く嵌り込んでくれました♪
この瞬間が気持ち良いのです。←失敗して嵌らなかったら投げ捨てたくなりますが(笑)

 

マグネットで仮組み
 完成している調整部をマグネットで仮組みしてみます。

特に問題も無さそうで、一安心♪
このまま、フレーム上で仮溶接の後、取り外して本溶接しました。

再度問題無くフレームに嵌る事を確認して、本日の作業は終了!!

 

 

しかし、しかし...
 ほぼ完成したものの、色々と再検証したところ思った程に下げ方向の調整代が稼げていない事が確認出来ました。

当初の設計(という程、上等なものじゃありませんが)ではショック取付位置で10mm下げ方向の調整代を確保するつもりでした。
しかし前後方向の調整機構を設けたために板1枚分=3mmが犠牲に...

結果7mmの調整代となってしまいました。
これでも問題は全く無く、当初の目的は達成するのですが、せっかくなので...

再度設計変更です!!

 

修正バージョンの製作開始
 今度は下げ方向の調整代を一気に18mm取れるようにしました。

作業は2度目なので多少早くなっていますが、相変わらずの鉄粉まみれの作業に嫌気が...
本当、大変なんです...

 

2度目の作業は少し手際も良くなり
 画像だとあまり違いは分かりませんが、上方に大きくなった形状になっています。

側面も面積が大きくなったので、肉抜きを2箇所設けました。

 

Ver1とVer2
  並べるとこんな感じです。

現時点ではVer1を街乗りRZRRに、Ver2をレーサー風RZRにと考えていますが、もう1回(個)作ろうか悩み中です(笑)



 

妄想タイム

 装着予定のシングルシート(ほぼSS-ISHII製)をあてがってみました。

このままだとショックマウントは殆ど見えません(爆)。
まぁ、見せるために作った訳ではありませんが、ちょっと悲しい...

目指しているSS-ISHIIのF3仕様ですが、当時の書籍を見るとコレと全く違うシートの物であり、ネットで画像検索をすると、正にコレをカットしている物もあり、最終形態が悩むところです。



 

作業にも慣れが?

 毎回、大量の鉄粉を出して、そのトゲが指に刺さったり、雨で濡れた鉄粉が錆びて地面一面茶色くなったり...(汗)

そんな作業にも慣れて、Ver2の製作は比較的スムーズに。
そうなってくるとVer3の製作も考えてしまいますが、悩みどころです。

(続く)

 

 

 

 

※チューニング、修理等についての内容、理論等についてはこの記載事項が全て正しいというものではありません。色々な情報、資料、経験を元に私が個人的に判断したもので、私の車両に有益なチューニングであっても全ての車両において通 用するとは限りませんのでご注意下さい。また、当ホームページ記事を参考にした事によって生じた事故、損害、死傷等は掲載者であるETgarageは補償いたしかねますので個人の責任、判断においての作業をお願い申し上げます。
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