箱スカ チューニング日記 1999年10月2日〜10月11日

憧れか、諦めか? オバフェン化計画

憧れの極太タイヤ
 古い車の格好良い姿の要因に
『彫りの深い極太ホイール』
というのがあると思います。機能云々は抜きにして現代の車では絶対に真似の出来ない姿ですね。
私もこの彫りの深いホイールは憧れでした。
 
しかし、これには自慢のフェンダーを切り取らなければなりません。
太いホイールを履きたいという気持ちはあったのですが、それに加えてオーバーフェンダーは勿論、極太のホイール、タイヤを準備しなければなりません。新品で揃えれば30万円コースでしょう...
エンジン製作で非常に厳しくなってしまった我が経済状況では絶対に無理、諦めていたその時に思わぬ方向に...
  
 同じ町内にいるハコスカ2ドア(前後オーバーフェンダー付き8.5/9.5-15ホイールR仕様)の知人が
『9.5J-15は太すぎるので6.5J-14の2本と交換してくれませんか?』
と言うのです。
これは何ともラッキーです!(笑)即答で交換したのは言うまでもありません。
 
 こうなるともう『極太化モード』に突進です(笑)。
スワップミートで8.5J-15を2本入手、さらには別のスワップミートで新品のセミワークス・フェンダーを安くGET、タイヤは思いきってポテンザのRE540Sの225/50-15にしました。
サーキット走行をメインに考えているのでハードコンパウンドの物を探したらポテンザになりました。

なぜオーバーフェンダーか?
 ノーマルの『サーフィンライン』にギリギリで収まるホイールがネガティブアングルのキャンバーを成す、そんな姿がお気に入りではありました。
 が、それもエンジンパワーがタイヤ性能を下回っているときは良かったのです...
シャシダイで約300馬力を達成すると、もはやセミレーシングタイヤとは言え、195サイズでは用を成さなくなってしまいました。
アクセルをワイドオープンしようものならそこから凄まじいホイールスピンが始まるのです。
 
それはそれで楽しい事でもありますが、エンジンの持つ力を殆ど使えないようではエンジンチューンの意味も無くなります。サーキットでこのパワーを伝えるにはもうタイヤサイズのアップしかありません。
ところが美しいサーフィンラインはこの太いタイヤを許さないのです。
 
 『GT−R』
 
のようにタイヤアーチに沿って切る事も考えました。所謂R仕様カットです。
しかしどうせ美しいサーフィンラインを切るのであれば思い切った事をしたいと思ったのです。幼少の頃の脳裏に焼き付いている
 
 『70年代のレースシーンで活躍した姿』
 
そう、セミワークスです
 

フロントフェンダーの加工

リヤフェンダーの加工(その1)

リヤフェンダーの加工(完成)

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