箱スカ チューニング日記 2002年1月1日〜  ロールケージ装着計画(6)

 

 

 需要な電装関係を専用回路で引き直すに当たってその大本であるバッテリーケーブルにも加工を施します。
室内からエンジンルームへ入る際にバルクヘッドを通過する訳ですが、ここに端子を製作、室内及びエンジンルームの今後の改良にも対応しようという目的です。

とりあえずはトランクルームにバッテリーを移設(その後ドライバッテリーへ変更し室内へ再度移設)、ケーブルをバルクヘッドで中継する形でエンジンルームの各負荷に分配します。
 
 

 

 

 

 旋盤を借用して端子を削りだします。

材料はオーディオなどに使用される無酸素銅です。
これを材料屋さんで入手しています。

 

 

 

 完成した端子です。

長い方は「+」端子で重要な負荷に分配するためのプレート(同じく無酸素銅製)とボディとの絶縁のためのベーク材を挟むために長くなっています。

「-」端子はボディアースで済ませる事も考えたのですが、通電ロスを最小限にするために敢えて製作しました。

 

 

 

 これはその電力分配のための「+」プレートです。

裏側の様子ですが、極力重量を軽減するために肉抜き穴を開けました。
銅のプレートは結構な重量になるんです。

 

 

 リレーボックスの右側の物が「+」端子板です。

ここにキルスイッチを経由したバッテリーの「+」ケーブルを接続、各重要負荷に電力を供給します。

 

 

 エンジンルーム側はこんな感じです。

室内同様にベーク材で絶縁してバッテリー端子と同じサイズの製作した端子からセル等に分配します。

また万が一のバッテリー上がりの時にはここにブースターを接続して始動も可能です。

 

 

 これでひとまずは完成です。
重要電装部品は個別にラインを引いてその動作を確実にしたかったので製作しました。
30年以上経過した車両のハーネスは被服は勿論、芯線も硬化して抵抗を持ったものもあり出来れば全て一新したいとこです。
しかしながらそれには膨大な時間が必要であり、純正とかなり異なる部分が出来てしまった現在では新品ハーネスを入手したとしてもそれを更に加工しなければなりません。

そこで最低限走るのに必要な重要な電装のみ別個に配線を新規製作する事で最悪の事態(突然の停止)を避けようという狙いで今回の作業を行いました。
今後は残っている純正配線を余分な部分を省きながら徐々に新しくしていく予定です。
いくら電気を使わない旧車とは言え、電気無しでは動きませんから!

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