KSR-110 メンテナンス?日記 2008年4月2日  アルミロングスイングアーム装着!


比べるとつい...(笑)
 KAZEワンメイクレースも無事?(笑)終わりましたが、次のステップへ向けてマシン製作は続きます。

レースを本当に楽しむのであればマシン差が出ないSTクラス(マフラー交換程度までのノーマルに近いクラス)のままが好ましいのですが、やはりイジったマシンで参戦するのが私の目標。
そこでNクラス(125までのボアアップ可、その他改造範囲は広い)参戦にターゲットを定めレギュレーションに沿った改造を行っていく事にします。

街乗りでもやっぱりイジったマシンが楽しいですからね(笑)

 今回はスイングアームの交換です。

国内社外メーカーからアルミスイングアームは多数発売されていますが、5〜6万円前後と結構なお値段。
それでもリッターバイクのそれと比べるとリーズナブルなんですが...
そんな中、某ネットオークションに36,000円の新品を発見!!
KSRの生産国タイ製のスイングアームで、2cmロング、ピボットにはニードルローラーベアリング装備という国内有名メーカーと比べても遜色ない仕様です。

ロング化は長ければ偉いというような雰囲気も漂いますが(笑)、個人的にはコーナーを楽しむなら長くしないのが良いと思うんです。
ホイールベースを変えずに長く出来るのなら理に適うのですが、実質無理です。
その点で「2cm」というのも好感が持てたポイントです!!
さらに定番シルバーの他にブラックもあったので、そのブラックを入手しました。
パーツの色合いには注意しているので黒いスイングアームは正に欲しかったモノなんです!

 

右側
 御覧の通りノーマルスイングアームは上側スタビライザーですが、このAZPRO製は下側スタビライザーとなります。

使用するマフラーによっては干渉する場合もあるようですが、私の使用するTRICKSTARマフラーは問題ありませんでした!

そしてスイングアームにはレーシングスタンドフックも装着、これでメンテやレース時にも役立ちます!



左側
 2cmと僅かですがロングになったため、それまでのチェーンでは長さが足りません。

仕方ないのでチェーンも新調しましたが、5,000円という値段はリッタークラスの2万円オーバーを思うと安く感じられ...(笑)

 

ノーマルと比較

 ちょっと暗いのとアングルが違うので分かり難いのですが、僅か2cmと言え明らかに後方に伸びているのがわかると思います。

見た目のバランスも良くなったと思いますし、ワンサイズアップのリヤタイヤとのクリアランスも出来て良い事だらけです

この時はまだ...

 

注意点

 ひとつだけ注意点が

純正サイドスタンドのスプリング受け部分がスイングアームのスタビライザー部と干渉するのです。

最初気付かずにスイングアームに傷が..(泣)

対策は画像のように受けを手前(進行方向)に曲げてやればOK!

 

あれ...(汗)
 装着後のサーキット走行のショットです。

遅そうだとかは抜きにして(笑)、ここで大きな問題が露呈したのです...

僅かですがロング化したスイングアームはノーマルよりも遥かに良く動くようになりました。
これはテコの原理で考えると当然で、要はバネレートが弱くなったと同じ効果を産むものです。

その結果コーナーリング中は大きく沈み込み、結果バンク角の大幅な減少という不具合が出て来てしまったのです...

画像はバックステップを擦り限界に達してしまった状態..
脛まで擦って自己満足感は100点なんですけどね(笑)



今後の課題

 ルックス、機能共に格段に向上したロングスイングアームですが、思わぬ問題が浮上しました。

沈む過ぎるリヤサスは調整機構を一切持たない純正品では対処のし様がありません...
となると社外品でどうにかしなければなりません。

こうやってパーツ交換の泥沼にハマって行くのでしょうか?(笑)

(続く)

 

 

 

 

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