KSR-110 メンテナンス?日記 2008年6月8日  「mininja」外装への交換!!


これがやりたかった??(笑)
 そもそもこのKSR110を入手するきっかけはKSR用KR1000外装「KR110」をネットで見つけた事からでした。
KR1000は往年の耐久レーサーで、鉄フレーム、2本サス、デュアルヘッドライトの大きめのカウルと、中年のオッサンにはタマらない格好良さを持ったマシンです。
それをデフォルメしてKSR用外装にしたものです。

本物は絶対に手に入れる事が出来ませんし、レプリカのゴディエ・ジュヌーでも無理ですがこれなら可能な訳です!
しかもKSR用ですからシャレで済みます(これが大事 笑)
こういうお遊び外装はモンキー、ゴリラを始め小さなバイクの特権ですね!

そしてKSR入手となった訳なんですが、実際にこのKSRに乗ってみてKR1000外装化を本気で考えたのですが、そのKR1000はレーサー故にセパレートハンドルでデザインされたカウリングを装備しています。
KR110もそれに倣ってセパハンに交換する訳なんですが、小さなバイクのセパハンは私の使用用途からするとちょっと厳しいというのが分りました。

サーキットや近所の峠オンリーならば何も問題無いのでしょうが、小さいバイクで敢えてツーリングもしてみたいという思いもあり、この時点でKR外装は断念...


ではどうするか?
KSRノーマルの外装もスーパーバイカーズ、現在風にはモタード的でバランス良く出来ていると思います。
でもちょっと遊びたいので外装変更は行いたいところなんです。
他には900ninja外装の「mininja」、ZRX1100外装の「ZRX110」、水冷Z1000外装などが一般的に販売されています。
以上は全てバーハンドル可能な外装なのでポジションも自由度はありそうです!

悩んだ結果、ドレミコレクション製900忍者外装の「mininja」とする事に!
メインマシンのZX-10も一応「ninja」シリーズですし(笑)
何より分かり易いのが良いですね。

さて、その忍者外装キットですが未塗装で13万円と結構なお値段...(実際の製品を見ると納得なんですが)
20万円の車体に13万円の外装をブチ込むのはやはり勇気が必要です(笑)
しかしながら外装はマシンが仕上がって「最後」で構わないので気長に揃える事にしました。

と、ネットオークションにその忍者外装が出品されているのを発見してしまったのです!!
しかもA6仕様に塗装済みで展示品の物!
頑張って壮絶な?(笑)バトルの末落札したのでした♪

因みに未塗装新品価格よりもかなり安く入手出来ましたので塗装の手間等を考えれば良い買い物が出来ました!
それでも予定外の買い物に懐は...でしたが(泣)

 

作業開始!

 これが外装装着前

これはこれで良く出来た完成形ですし、まだ新しくてピカピカなので勿体無いような気もするのですが...

まぁ元に戻れなくなる訳では無いので



現状で気になる点

 モタード(スーパーバイカーズ)スタイルのこのKSR、平均的身長の大人が乗るにはちょっと窮屈な事はキャラクター上仕方無い事だとは思います。

街乗りでは然程気にならないのですが、サーキットでハングオン姿勢を取ろうとすると近くて高いハンドルバーに独特の姿勢を強いられます。
それはそれで面白いのですが...

それが嫌なら足を出してのモタードスタイルもOKなのですが車高低さ故にバンク角はあまりありません。

しかし街乗り中心ならこの姿のままがベストでしょう!

 

簡単♪

 KSRの純正外装を外します。

と言ってもサイドカバー一体のテールカウルとヘッドライト周り、シュラウドを外すのみで、これらはビス数本で外れるのであっという間です。

 

タケガワDNマルチメーター装着の場合

 私のKSRは既にメーターをTAKEGAWA製のDNマルチメーターに交換してありますが、忍者カウル装着により装着場所も変更(20cmくらい車体前方へ移動)となる事から、メーターの取り付けも若干の加工が必要になります。

最初はこのようにタケガワのメーターステーを加工しました。


画面左側の車体装着部分を画像のように曲げ直しました。

この状態ではメーターが立ち過ぎ(パネル面が経ち過ぎで視線がパネルの斜め上からになってしまう)です。

暫く様子を見て変更したいところでした。

 

で、変更は

 後日(だいぶ経ってですが(笑))メーターステーを加工しました。

元々のタケガワ製メーターステーは純正ライトカウルを固定するためのステーも兼ねていますが、忍者化でそれが不要になるので切除、ただしそのままですとキーシリンダー用のステーも無くなってしまうので、キーシリンダー用ステーはベースに溶接で付ける事にしました。

同時にメーターステーを極力下方に移動するためにベースの足をカットして穴を開け直します。

そしてメーターパネルが視線と極力直角になるようにステーを調整。
非常に見易くなりました!


こんな感じです

 塗装前なんで汚いですが、こんな感じになります。

元から比べると大分シンプルになりました。

溶接機が無ければリベットやボルト留めでの接合でも問題無いでしょう。


ノーマルの上から覗き込む感じのメーターポジションからカウルの奥前方を見るポジションになるのでこの加工が必要なのです。




外装装着!

 カウルはカウルステーをKSRのフレームにボルト留めします(ほぼボルトオン)。

タンクカバー〜サイド&テールカウルは実は一体物で被せてボルト2本で止めるだけという簡単なものなんです。

このままだとノーマルタンクのカラーリングであるライムグリーンがはみ出してますね...



ほぼ完成
 はみ出しを黒いカッティングシートで隠してやりました。
非常に良い感じです!!
フロントフェンダーは本来ミニンジャ外装に付属なんですが、欠品でしたのでキタコ製をチョイスして2液ウレタン自家塗装。
カスタムニンジャ風で良いと思います!

カウルトータルのデフォルメも非常に良く出来ており、違和感無くKSRにマッチしているのは素晴らしいです!

2cmロングのスイングアームとのバランスも結果良かったように思えます。

こうなるとノーマルのホイールが気になりますね〜(笑)


我慢出来ずに
 気になるホイールを「ゲイルスピード」に交換、新色のゴールドを選んだのでA6外装と非常にマッチしました!!

この画像は2008年9月現在の物ですが、外装装着時からバックスステップをOVER製に変更、オイルクーラー装着、ストライカー製FCRダウンドラフトキャブ装着などで最終形態となっています。





試走、そしてサーキット走行

 このミニンジャ外装でいつものサーキット走行会に参加して来ました!
他の参加者の皆さんには概ね好評で(笑)、ウケ狙いの外装の目的は成功です!(その為だけにしちゃ高い投資ですが(爆))

さて肝心の走行に関してですが、
「外装換えたくらいで走りは変わらないでしょ?」
と思うかもしれません。

はい、空気抵抗が減って最高速が伸びるなんて事もありません(笑)
恐らくノーマルよりも重くなっているので、むしろサーキットラップは遅くなっているかもしれません(汗)
しかしこの外装、シートカウルの形状からノーマルの着座位置より10cm程度後方になるんです。
さらに忍者風アンコ抜きシートによるローポジ化、バーハンドルも低く変更になる事からサーキット走行にはより良い方向に変わっているのです。

走った感じもより攻め易いポジションになって大満足でした!

唯一の難点は、転んでカウルが傷ついたり壊れたりするのが惜しくなってちょっと抑えてしまう点でしょうか...(笑)

(続く)

 

 

 

 

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