KSR-110 メンテナンス?日記 2008年1月30日  メーターの交換


スピードよりも
 このKSRに限らずオフ車などはタコメーターは純正では存在しない場合が多いですね。
考えてみればオフで飛んだり跳ねたりする間にタコ見る暇なんて無い訳で不必要な装備なんでしょう。
それに回転型でなくトルク型のオフ車ではタコが無くても問題は無いのかもしれません。
しかし私のKSRはロード使用で考えてますし、予定しているサーキット走行などではタコメーターが重要な役割となります。
いえ、まだ完全ノーマル状態ですからその意味ではタコメーターは無くても良いはずなんですが...

でも何だか落ち着かないんですよね、タコが無いと...
それに現在慣らし運転中のため、尚更エンジン回転数が気になるのです。
感覚的に50km/hまでであればピークパワーの半部の回転数あたりだろうとは思うのですが、止むを得ずそれ以上に速度を上げなければならない場面も多々あり、そうなると一体何回転回っているのかが非常に気になるのです。

それに加えノーマルメーターはオドメーターと最低限のインジケーターしか装備していません。
ツーリングも視野に入れているので給油タイミングを判断するためのトリップメーターも絶対に欲しい装備です。

そこで慣らし途中ではありますがメーターの交換を決意、数種類ある銘柄から武川の「Super Multi DN METER」を選択。
KSR専用品(専用ステーとハーネス同封なだけですが)であり、タコがアナログなのが決め手でした。
以前別のバイクでACEWELLのデジタルメーター3803を使用した事があるのですが、バーグラフ式のタコメーターに馴染めず...
一長一短ありますが、今回は武川製を選んでみました。

専用品で詳しい取扱い説明書も入っているのでサイトのネタとする程の物では無いのですが、実際に装着、使ってみないと分らない事もありますので、敢えて掲載してみました。

 

ノーマルメーター

 ホワイトメーターになって少しはお洒落?になってますが、最低限の装備です。

メーター自体の視認性は良好で全く不満は無いのですが...

 

ライデニグポジションだと...

 実際にライデイングポジションになるとこんな視線になります。

そうです、「N」:ニュートラルランプがブレーキホースに遮られてしまうのです。

現状は遠心クラッチなので例えニュートラルに入っていなくても然程問題は無いのですが、今後マニュアルクラッチ化するとニュートラルの確認は重要になってきます。

それにトリップぐらいは欲しいところです。

 

比較

 DNメーターはご覧のようにタコを中心として、シフトライトを右上に、速度などを表示する液晶部を右側、ニュートラルランプなどインジケーターを左に装備しています。

造りは正直安っぽいと申しますか、プラスチッキーなんですが、まぁ仕方ない事でしょう。

メインキーも移動になります。

 

装着開始

 装着はライトマスクと右シュラウド、エアクリーナーボックスの取り付けボルトを外すだけで大丈夫なので簡単なもの。

合計10本くらいのボルトやビスです。


ここも外しましょう

 取扱説明書には書いてありませんが、この部分(左シュラウド奥)とフレームネック部分のエアクリーナー取り付けボルトを外すと作業が楽になります→メーター配線がエアクリーナーボックスとフレームの隙間を走っているので

シュラウドも外せばさらに作業性は良くなりますね。

ワイヤーガイド
純正よりも更にキーシリンダーが右にオフセットされるので、ちょうどこのケーブルガイドと干渉します。

これは手で曲げてやればOK


意外な落とし穴??

製品にはギボシ端子が数組付属します。
これは通常使用しないのですが、今回ナビ用電源を取るためにマルチメーター付属ハーネスの空き端子を利用しようと、一般的なギボシ端子を挿そうとしたら...

何か変です...

よく見ると武川付属の端子はオス、メス共に若干小さい(細い)のです。

無理やり入らない事もありませんが、スマートじゃないので全て武川付属の端子で処理しました。



オープニング
 イグニッションをオンにするとこんな動きをします!

最近っぽくて良いです!
まぁ大概はこの動きが終わる前にエンジンかけちゃいますけどね(笑)


走行試験、調整

 取扱説明書を読みながら各種設定を行います。

まずは内蔵の時計、そして気筒数、パルス、シフトライト点灯ポイント、スピード警告灯点灯ポイント、警告温度設定など。
非常に多機能なんで設定もたくさんあります。
速度も補正可能で、そのためにハンディGPSナビを装着してGPS測位の速度と比較したのですが、説明書の指定値で速度指示誤差は殆どありませんでした。

それとこのメーターには2種の温度センサーが付属しており、両方装着できる機構になっていますので、水冷車両なら水温&油温に、空冷車ならシリンダー温度&油温というように使えるので便利です。
また、トリップは2系統あるので給油用とオイル交換用などにも使い分けられるので便利です。

この機能ならばこの値段も高くはないかな?と思います。
製作途中のRZ250Rレーサー風にも導入しようかと考えてます。

設定速度または設定距離までの自動計測機能もあるので、慣らしが完了したらその機能を利用してノーマル状態の計測をした後、装着チューニングパーツの効果確認をするつもりです!
人間の「感覚」は時に錯覚を伴いますから、やはり「数値」でその結果を表した方が説得力ありますからね!


(続く)

 

 

 

 

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