箱スカ チューニング日記 2016年2月10日アクセルペダル・シャフトのベアリング化(Ver2) |
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前作の状況 |
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これは15年前に製作した状態です。 単純に台座のアクセルペダルシャフトの受けにベアリングが入るように、穴を拡大し、内径φ8mmのベアリングを入れたものです。 単純・シンプルなんですが、この台座、キッチリと90°で曲げられてはおらず、ベアリングを圧入状態で入れてしまうと、平行が出ないという事になります。 そのため、若干の遊びを持たせて製作しました。 それではせっかくのベアリング化も、ちょっと勿体ない... |
旋盤で |
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そこで、一体型のベアリングホルダーを製作します。 端材のスチールを旋盤で削り出しました。 あまり精度のある機材では無いため、残念な部分(汗)もありますが、機能には問題無いレベルで作る事は出来ました。 |
本当はもう少し... |
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削り出したベアリングホルダーを穴径を更に拡大した台座に入れてみると、こんな感じになります。 本当はもう少し長く作りたかったのですが、何せ端材なので適切な物が無く、止む無く少し短めな物となりました... Ver3では改善したいポイントです。 そのベアリングホルダーは台座の補強も兼ねるように一体としました。 材料が短いため、最初は切断して左右個別にと考えましたが、正確な位置を揃えるのが難しい事と、台座の強度を向上させるために一体での溶接としたのです。 まぁ、強度が必要か?という事もありますが、大事な部分でもあり安心材料として、そのような方向に。 |
相変らす下手な溶接ですが...(汗) |
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溶接開始!! 溶接は少し前に導入した単相200V交直Tigで行いました。 国産有名メーカーの物では無く、アチラ物(汗)で心配な部分は多いのですが、一応今のところ順調に稼働しています。 場所的にTigで無いと難しいので、導入して良かったと思える瞬間です(腕があればアーク溶接でも可能かもしれませんが...)。 毎回なんですが、久し振りに行う溶接は今一つな仕上がり(技術的に)で... 頑張って練習しなければ... |
溶接完了 |
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溶接完了してベアリングを入れてみると、こんな感じになります。 本当は台座の内側で溶接したいところでしたが、技術的に(涙)厳しそうでしたので、外側でベアリングの入る溝に溶け込まないように注意しながらの溶接を行いました。 少しだけリューターで修正しましたが、無事ベアリングは入り一安心です。 |
塗装! |
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ブラストの後、2液ウレタンの缶スプレー塗装で仕上げました。 なぜ缶スプレーかと言うと、ガレージ移動で塗料缶はまだ旧ガレージ跡に残したままで、塗装もなかなか出来る環境では無いため、コスト高にはなりますが苦渋の選択です。 幸い、スプレー缶が1缶残っていたので今回のための購入は発生しませんでした♪ |
組み立て |
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ベアリング端面が台座よりも少し凹むため、スペーサーカラーとワッシャーで辻褄合わせをしました。 ペダル側は内径φ8mmのスチール製スペーサーを切って装着、反対側は高精度のワッシャー2枚と、その間にウェーブスプリングを入れて遊びを消しました。 次作Ver3ではベアリングを圧入として、スペーサー無しで成り立つような寸法としたいところです。 |
ペダル装着、車両装着 |
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元通りにautolook製ペダルをスクリュー止めするとこんな感じになります。 今回艶有りブラックで塗装したので、綺麗に見えるようになりました♪ 覗き込まないと見えませんけど(笑) 念のためアクセルの動きを確認してみましたが、遊びが更に減った今回のVer2では今まで以上にスムーズなアクセルワークが可能となった気がします! 画像では分かり難いのですが、このペダルのボディー側取り付け部は以前に補強を加え、余分な動きを少なくしています。 元々は結構薄いのでアクセルを踏むとペコペコと動いたりしますので、補強(板を1枚入れただけ)は必要だと思います。 Ver3では前述の妥協点の改善と、もう少し凝った作りにもしてみたいという妄想が... 15年後になるかも?(笑) |
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