KSR-110 メンテナンス?日記 2008年7月19日  「オイルクーラー」装着!!


ボアアップ後は当然の如く油温の上昇が
 124cc化を達成し、楽しく走れるのに必要な最低限のポテンシャルは備えられました!

本来なら同時装着を考えていたオイルクーラーの準備が少し遅れて完了したので、早速装着作業に入ります。
作業自体は一般的なもので、難易度も低く面白みもありませんが、コアの取り付けには少々悩むかもしれませんので、参考になればと思います。

 

これが使用するパーツです

 オイルサーモとオイルブロックはバイク用ですが、その他のコアやフィッティングは4輪で良く利用しているキノクニで揃えています。

このミニンジャを作る上で拘ったのが「色合い」だからです。
バイク用の赤や青のアルマイトパーツは今回は極力避けたかったのです。

一部止むを得ず青アルマイト部品がありますが、基本モノトーンで統一!!



台座の製作

 KSR110はモンキー等と同じバックボーンフレームでダウンチューブの無い構造です。
従ってエンジン前方には固定のためのフレームが存在せず、オイルクーラーコアの固定を考えなければなりません。

そこでプレートをシリンダーヘッドに固定する事によって、そこにコアを載せようという作戦です♪

5mm厚のアルミ端材があったので、こんな感じに切り出して端の穴はタップでネジ山を作っておきます。

 

こんな感じ

 ロッカーアームカバーの取り付け穴を利用してこんな感じにプレートを取り付けました。
飛び出したネジ分はスペーサーで逃がします。

 

オイルの取り出しはここから

 ここにサンドイッチブロックを取り付けてオイルを取り出します。

 

いきなり装着完了

 途中経過は特に面白くないので省略(笑)


メッシュホースの長さ設定が大変かも...

 少し下から見るとこんな感じです。
全体的には簡単な作業ではありましたが、その中で唯一フィッティングとホースを組む際に長さの設定が難しかったです。

間違えると変な曲がりになっちゃいますからね...

右の方に見える金色のタンクはオーリンスサスのリザーバー..では無くて(笑)、ガソリンキャッチタンクです。
隠して装着しますが、こんなとこも黒金に拘って作ってます(笑)。



ついでに


 サーキット走行を第一に考えていますので、ブローバイのオイルキャッチタンクも装着しました。

取り付け場所は悩んだ挙句、ココに...
良く見えてしまうのですが、他に装着する場所が無いのです。
タンクの一方から入り、他方からクランクケースへ戻す接続です。


さらについでに?


 リヤスプロケットを交換します。

最初はノーマル同数のアルミスプロケを装着していましたが、6速クロス化でギヤ比が合わなくなって来たのです。
そこで大幅に大径化!!

クロスミッションを有効に使い切るためです。



本日の作業終了!!



凄い形だ...
 これがスーパーヘッド+Rに使用されるピストンです。

トップは盛り上がり圧縮比は12:1となかなかの数値です!

ピン横は軽量化のためか大きく肉抜きされており(純正も同様な肉抜きあり)スカート部には初期馴染み向上のためのコーティングが施されています。

4輪市販車の世界ではあまりお目にかかれない形状のピストンですね〜




試走

 最終的効果はサーキット走行でとなりますが、漏れ確認のために近所を走行!!

問題なしで、当然の事ですが、油温もバッチリ安定!!
これでサーキットを攻めても安心です♪

ローギヤード化した効果も良好で、クロスミッション全体を有効に使って走る事が出来るようになりました。
次回のサーキットが楽しみです!!

(続く)

 

 

 

 

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