箱スカ チューニング日記 2017年9月2日

レーシング・ワイドミラーの組み立てと装着

 

定番中の定番のワイドミラーですが...
 レース用ワイドミラーは箱スカ乗りにとっては、定番とも言える「装備」です。
しかし私は今まで装着していませんでした。
それは、第一に非常に高価な事...
単なる鏡に5万6万は抵抗があり、そのお金があれば走りの性能向上や他に使いたいというのが主な理由でした。

しかし、やはり欲しいという気持ちはずっと持っていたのも事実です。

そんな中、色々なショップや個人さんがレプリカを販売するようになり、金額的な問題はクリアされるように♪
そこでようやく念願のワイドミラーを導入しました!!

単なるルームミラーですから、組み立てて装着するだけではありますが、一手間二手間かける事でより良くなるので掲載した次第です。


要は組み立てキットです

 我が箱スカ2000GTは分離式のルームミラーです。
従って、脚をユーザーがワイドミラーに組み込む必要があり、そんな事から組み立てキット的な物となるのです。
製品は良く出来ており、品質的には文句なしです。
で、肝心な部分はここでしょうね〜
脚のボール部分が入るトコロです。

ノーマルの樹脂製ルームミラーでは露出する部分ですが、ワイドミラーでは中に隠れる部分となるため、このような台座で挟み込む構造となります。

 

精度に拘ってみます

 全体的な出来栄えは素晴らしいです。
ボディはFRPでは無く、アルミのプレス整形です!!
しかし、脚のボール押さえプレートの湾曲がボディと少しだけ違ったりもします。

通常はこのまま組み立てても問題無いのでしょうが、念願のワイドミラーですから気合入れて手を加えます!!


修正

 ここはボディに当たる面です。
スチール製のプレートですが、ミラーボディとある程度曲げを揃えて、更にエッジや当たりがキツい部分を削って、極力面接触するようにします。


錆び止め塗装


 削った部分は、鏡を接着したらほぼ触る事は不可能になるため、錆び止めの塗装も施しました。


脚の固定



 こんな感じで脚のボール部を入れます。
残った3つの穴でボールを押さえる樹脂を固定するのです。


ボール押さえ

 こんな風に樹脂で脚のボール部を押さえる事で、フリクションを与えています。


そこも修正します



  中央の窪みにボール部が入る訳ですが、仮組みではちょっと浅い感じがしたので、リューターで少しだけ削りこんで、より深くボール部が入るように手直ししました。
激しい振動でも鏡面が動いてしまわないようにしませんとね。


横から見るとこんな感じです



  ボディの湾曲が分かると思いますが、プレートはボディに均一に当たってます。


鏡の接着!!



  ニスモバケットのレストアで活躍したプラスチック・クランプが再び活躍!!


完成!



  やっぱ、良い!!
自分で組み立てるので、満足感も大きいです♪




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