箱スカ チューニング日記 2009年1月11日

デジタルスピードメーターの交換

 

オドメーターが必要だ...
 2002年にロールケージ装着と共に、メーターパネルを製作し、純正速度計を廃している我が箱スカです。
しかしさすがにスピードメーター無しでは公道は走れませんので、近代車用の速度センサー(71Cミッションの速度計用ギヤ部に入るもの)とプレジデント用(笑)メーター基板を組み合わせ、速度パルスを生成し、ULTRAの「デジタルマルチモードメーターplus No.4060」で速度表示を行っていました。
使っていない機能ですが、0-400計測や色々な事か出来て便利、表示も派手過ぎずに見易く気に入っておりました。

しかし、唯一の不便な点が「オドメーターが無い」という点なのです。
通常の使用ではTRIPがあれば良いのですが、オイル交換時期の判断や、車検で距離を記載するようになったため、オド機能が必要となったのです。
しかしこの時、そのようなメーターを探しても見当たらず諦めかけていたところ、バイク用であるではないですか!!
デザイン的には少々妥協しなければなりませんが、機能重視で行く事に

『しかし....』

車用とは速度のセンシングがちょっと違います。
自転車のメーターと同じ、磁力を利用したもので、これをどうするかが問題となりそうです。


交換前のメーター

 これが、それまで装着していたULTRA製のNo.4060です。
動作は通常の車速パルスなので、インジェクション車であれば、そのまま装着可能です。
自作ダッシュパネルの右下に目立たないように?装着してあります。

 

これに変更

バイク用故に、ハイビーム、ニュートラル、ウィンカーのインジケーターも装備しています。
液晶は一般的な黒文字でバックライトが色変更可能となっています。
我が箱スカはメーターライトを緑に統一しているので、その点は好都合です。
サイズ的には、それまでのULTRA製とほぼ変わらないため、本体はそのまま入れ替え出来そうです。

しかしその「オドメーター」ですが、このまま装着すると0kmで「新車」になってしまいます(笑)。
それなりの距離に変更したいところですが、このメーターはオドの設定変更は出来ません(この次のモデルV3からは設定できるようです)。
そこで、どうにかしてメーター巻き戻しならぬ巻き増し(笑)をしなければなりません...

 


高速メーター巻き増しマシーン!?

 速度のセンシングは金属の接近で行っています。
バイクの場合、ディスクブレーキ・ローターのボルトを利用するようです。
ではと、回転する金属を探したところ、卓上の小さな100V扇風機がありました!
アルミ製の羽根ですが、感知するようなのでイケそうです。

オドが加算される方向のガードにセンサーを縛り付け、スイッチオン!


ボンネビル?

 時速827kmで走行中です(笑)

オドは60,000kmあたりを目標にします。
純正メーター装着時、16万kmあたりまでは確認していたからです。
という事は、80時間耐久レースで到達する計算に...(汗)
1月の寒い中、数日間に渡り1日中扇風機を回すのでした...

そして、何とか目標の距離に到達し、今度は車体のセンサー装着方法を考えなければなりません。


ココかなぁ..

 色々考えた結果、前輪のブレーキローターボルトを利用する事にしました(汚い足回りですね...(汗))
因みにローターはφ280、キャリパーはタイプM用で14インチ対応の自作品です。

センサー取り付けのためのステーをストラットから出すか?と悩んだのですが、それでは余程強固に製作しないとボルトとのクリアランスも不確実となりそうでしたので...


製作!

 コレを作りました。

使用していたストラットスペーサー(キャンバーオフセットなし)がスチール製だったので、そこに厚めのスチール板を調子の悪いMIG(涙)で溶接してやりました。
ここが一番ローターボルトに近いため、ステーも短くて済む事が分かったのです。
前輪での検知なんで、ホイールスピンにも影響されずに正確な速度が出るはず..って、そんなにホイールスピン続く程パワーは無いんですけどね(笑)。


動作確認!

 こんな感じでセンサー面がボルトに対して垂直になるように、ステーからは少し斜めに取り付けました。
センシングすると内蔵のLEDが発光するので、目視で動作が確認出来て非常に便利です!!



本装着

 
 腐食防止目的でアダプターを黒に塗装、メーター本体も装着しました。
しかし汚いなぁ...
予定しているエンジンのオーバーホールの時にでも、ストラットの塗装やら諸々を綺麗にしてやるつもりです。

で、メーターのバックライトは緑に設定し、警告設定速度になると赤に変わるので安全性も向上? 


 

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