箱スカ チューニング日記 1999年6月1日〜  憧れの3.1リッター化計画(2)

加工メニュー
 洗浄したブロックを、ピストン、フロントカバー(ブロック面研を行うので一緒に削る必要がある)と共に加工に出します。
・ピストンクリアランス3/100mm
・ダミーヘッド(8kg/m締付)ボーリング
・1.0mmブロック面研(ピストンとコンロッドの関係でブロック上面より0.9mm凹むため)
また、ベースのブロック(N42)がZ用だったため、
・オイルストレーナー&レベルゲージ移設
以上が加工業者に依頼する作業です。因にこれらの内燃機加工は全て「R−moon」に受けてもらい、加工業者に出してもらっています。
クランクシャフトはLD28のものをタフト処理し、1本キー溝加工したもの(中古品)です。また、エンジン製作に際して
・強化クロモリクランクプーリーボルト
・強化フライホイールボルト
・強化カムチェーン
・テンション調整式カムチェーンテンショナー
・強化シリンダーヘッドボルト
・強化クランクキャップボルト
等々、考えられる対策は施します。これらの部品は今までシコシコ集めたもの、今回揃えたもの、両方ですが、このエンジンは死んでも壊せませんから(笑)やれるだけの対策は施す事にしました。
ついでに
・ウォーターポンプ
・カムチェーンガイド
・バルブステムシール
等の純正部品は新品に交換します。
さらにL14コンロッドは
・フルフロー加工
を施し、
・側面鏡面加工
・重量精密合わせ
を実施します(上記2点はもちろん自分で行います)。
これで腰下は一通り手の入った仕様になるはずです。

(続く)

※チューニングについての内容、理論等についてはこの内容が全て正しいというものではありません。色々な情報、資料、経験を元に私が判断したものです。また、私のクルマに有益なチューニングであっても全てのクルマにおいて通用するとは限りませんのでご注意下さい。
また、皆様でエンジン製作に関してのノウハウや参考意見などございましたらお知らせ頂ければ幸いです。