箱スカ チューニング日記 1998年5月22日  キャブ・リンケージの交換

それまでは
 本日はφ44ソレックスのスロットル・リンケージを交換しました。
 以前まではワンタッチで外れる樹脂使用のリンク(標準添付品:左画像参照)を使用していました。
これはこれで特に問題がある訳では無かったのですが、「遊び」が多いのと、「樹脂」を使用しているという事で、耐久性に不安があったので、金属ピロボールのリンクに交換したのです。

内容的には大した作業ではございませんが、ちょっとした加工が必要なので、その工程を掲載します。



レバーの加工
 これがその写真。
キャブの「レバーアッセンブリ」という部品です(バタフライを動かすレバー)。
左の写真はボールを打ち抜いたところです。
右の写真は比較したもので上側が加工前、下が加工後です。
この「穴」にピロのボルトが入ります。



リンクの比較
 そしてこれはリンクです。
機能も然る事ながら、「見た目」が向上します?(笑)
上の金属ピロは某有名ショップで購入しました。
自作も可能ではありますが、作業時間を考えれば、むしろ買ってしまった方がリーズナブルであります。

因みに1本3,000円、安く...はないです...(涙)




ピロの加工
 で、装着..の前に、これも加工しなければなりません。
ピロのボルト部分が少々長く、キャブボディと干渉するのでキャブ側は5mm程切断します。
この場合、金鋸やディスクサンダーを使用すると、使用する部分のスレッド(ネジ山)を傷つけたりする恐れがあるので、電工ペンチ(皮剥きやカシメが一緒になったもの)のネジ切りを使用しました。
最初は「ちょっとボルトが太いから難しいかな?」とも思いましたが、ボルトはそれ程硬くなく、何とか切断できました。
あとは切り口を鉄ヤスリで整えて完成です。



装着&調整
 そして3本のリンクの長さを同一に調整し、キャブに装着、さらにキャブ各々の開度が同一になるようにインマニのリンクを調整。
最後にフローメーターでアイドル〜アクセルオープン時に各々のフロー(吸気流量)が等しくなるように微調整しました。
 完成の写真です。
装着した効果は...見てくれが良くなった!!(笑)
アクセルが少々軽くなり、リンケージ部分での遊びは少なくなったので、レスポンスは向上したように思います。
一番は「信頼性」が向上した事ですね。