トラブルNO.940615

大きな落とし物!?

 それは突然の出来事でした...
買い物に行こうと、近所を走行していた時です。
最低地上高が約6cmの箱スカは、走行にも気を使います。ファミリーレストランに入る時も、牛丼屋に入る時も、極力斜めに段差を走る事が必要で、それでも中間サイレンサーをゴリゴリ擦ったりしていました。
 ですので、路面状況はいつも注視し、特に道路工事中の場所は必死でした(笑)。
その日は、ごくごく普通の平坦なT字交差点、周囲のクルマと同じ常識的な速度でゆっくりと右折していました。
交差点も半ばを過ぎたあたりで、突然、「バババババ....」凄まじい爆音が...
「しまった、道路に落ちていた石か何かでタイコ破っちまったか?」
確認の為ルームミラーで後方を見ると....
 そこには1本の長い異物が...
「あ...あれ...は、もしかして、マ、マフラーじゃないか?」(笑)
直ぐに路肩に止めて見てみると、確かに見覚えのあるマフラーです...箱スカのテールを見ると...
「無い...」
そうです、マフラー一式、タコ足から後部分全てを落としてしまったんです!!
「踏まれちゃマズイ!!」
ダッシュで拾いました。
「熱い!!」(笑)

無い...

 落ちたマフラーをチェックすると、吊っていたゴムリング2本は引きちぎれ、ステーも曲がり、更にはパイプも変型し、とてもその場では付ける事が出来ない状態...
「困った...」
家までは約5km、遠すぎる...
暫し悩んだ末、仕方なくそのまま家に向かう事に...マフラーを室内に積み込んで、直管も直管、排気系はタコ足のみという状態で帰宅するのでした...
その音たるや、いくら大きな音は「基本的に」好き(でもやはり良識ある程度に抑えてありますが)な私も、思わず「勘弁してくれー!!」と叫びたくなるような、下品で大きな音...
なるべく回さないようにアイドリング+αの極低回転で走行しましたが、それでも顔から火が出るくらいの恥ずかしさ...泣きたかったです。
 何とか家に到着、早速修復だ!!

修理中...

 (2)が損傷が最も激しかったマフラーの後半分です。
これは差し込み式になっていて、写真左隅に少しだけ見えるのが前半分です。これとのつなぎ目の部分がマンホールのエッジ(後で確認したら、ほんの5mm程度出ていて、その周囲はなだらかになっていたため、走行中は発見できなかったようです)に見事に引っ掛かり、ごっそり落としてくれたようです。
(1)は吊っているステーで、激しく変型し、そのパイプ部分((2)の穴の部分)もまた激しく変型、そのため周囲を切り取り、廃材から切り取ったもの(3)を切った穴に溶接、さらにステーを元のように溶接しました。
 現在はそのマフラーも腐食によってステンレス製に交換、痕跡は残ってませんが、マフラーが落ちた時にボディーのパネルも突き破ったので、クシャクシャに...(写真上参照)
この部分はまだそのまま(少しは平らにしてみましたが...)です...
洗車の時、この部分を見る度に、この悪夢?が蘇ってきます...(笑)

終わり