GC10

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TSUKUBA CIRCUIT 4

 今回で箱スカの筑波走行は4回目となります。
今まで私の箱スカでサーキットを走行するに当たって、ブレーキの圧倒的容量不足を感じておりました。
以前はMK63キャリパー+ベンチローターというオーソドックスな組み合わせでしたが、これではパワーアップしたエンジンパワーと強化した足周りを活かせずにおりました。

そこで流用チューンとして一般的なR32タイプMキャリパー装着を行った訳です。ただし、14インチホイールが履ける事が前提でしたので、キット物では無く、溶接ステーを製作して小さいローターとしております。
性能的にはキット物のφ300ローターが好ましいのですが、14インチホイールは私のこだわりでもあるのです。

さらに前回からの仕様変更としましては、フロントのバネレートを7kg/mmから9kg/mmへレートアップ、ピロテンションロッド装着、ロールケージ装着などです。
それらの効果がようやく確認出来る機会となりました。
果たして自己ベストタイムの1分07秒7を更新出来るでしょうか。

 

 期待して迎えた走行会当日は天気も良く、いえ、良すぎて4月半ばというのに25度を超える真夏日です...
これではターボ車まででは無いにしろ、吸気温度上昇によるエンジンパワーダウンも避けられません。
更には路面温度も上昇するためにタイヤグリップも...
自己ベスト更新を狙うには厳しい条件ですが、とにかく精一杯楽しく走るだけです。

 

 

 ホームストレートです。
今回は最終コーナーを4速のまま走り切るパターンと、3速にシフトダウン後ホームストレートで4速にシフトアップするパターンを試しました。
3速に落としたほうが安心ではあるのですが、4速のままトルクで加速し続けた方がタイムは速くなる可能性があるようにも思えます(今回は最終3速の方がタイムは良かったですが)。

先行車はHolleyさん。今回はグリップしないリヤタイヤに悪戦苦闘&回転されていたようです(笑)。

 

 1コーナーです。
ホームストレート4速から3→2とシフトダウンしますが、今まではここでプアなブレーキのために思い通りに減速出来ず、走行後半にはエンブレ多用という事に陥っていましたが、今回はブレーキ強化によってしっかりと減速出来、1コーナー立ち上がりの縁石で3速にアップという理想的な加速が出来ました。

以前までのコーナー中の『我慢』の時間が減ったように思います。
まぁ基本的にはコーナーリングマシンでは無いので我慢は残ってはおりますが...(泣)

先行車は同Holleyさんです。

 

 S字コーナー(画像はありませんが)を抜けて1ヘアピンです。
ここは進入で道幅半分程度から入っていくのが理想です。
以前参戦していたホンダZ360で最速ラインを探った時、アウト・イン・アウトでは無く、イン・イン・アウトというラインを取っていたので、箱スカでも手前のS字コーナーを直線に抜ける事を優先し、比較的インに近いポイントから進入する事を考えていました。

前回のコースをレクチャーして下さった小林選手、今回の砂子選手ともにアウトからでは無く、真ん中気味から進入というお話が聞けたので、考えは間違えていなかった事が確信できました!

しかし私は左コーナーが苦手で、この1ヘア立ち上がりでスピンする確立が高いのです(笑)。
今回は極力スライドを抑えて慎重に走行、ここでスライドさせ過ぎると次のダンロップへのスピードが落ちてしまいます。

先行車はリヤが全くグリップしないで喜んでいる?Holleyさん

 

 そしてダンロップコーナーです。
ここは手前の右コーナーでアクセルを抜いて素早く向きを変え、次の左コーナーに向けて体勢を作っておきたいところです。

今回はこの右コーナーがアンダー傾向で今一つでした。
前回はアクセルを抜いただけで丁度良い具合にリヤが出てくれて理想的なゼロカウンターで曲がれていたのですが...
ここはインベタに近い感覚で回っておいて、次の左コーナーを極力直線的(に近く)に加速したいのです。

前回はダンロップを抜けて左コーナーをスライドしつつ3→4とシフトというパターンでしたが今回は3速7,000のまま。

先行車はplusさん

 

 2ヘアピンです。
ここも目一杯アウトからでは無く、少しイン気味に入って行きました。ここでの速度が裏ストレートの加速にも影響して来ますので、立ち上がり重視のラインを考えたいところです。

因みに裏ストレートの終速は正確なデジタルスピードメーターのピークホールド値で172km/hでした。
前回はアナログメーターにて190を指していましたが、誤差が大きかったはずなので、やはり170あたりだったのでしょう。
一般的な車の純正メーターでしたらプラス誤差があるので190〜200km/hを指す感じでしょうね。

先行車はplusさん

 

 

 

 こんな感じで20分×3ヒートの走行を無事終えました。
で、タイムは
 1分09秒603
がベストでした。過去ベストの1分7秒に比べて約2秒のダウンです...
この要因は当日の外気温度が真夏並みに非常に高かった事、エンジンの経年劣化(消耗)によるパワーダウンなども考えられます。
しかし、走行したフィーリング自体は自己ベスト時よりも良くなっていますので、気温が低いベストコンディションにもう一度チャレンジしてみたいです。
今後の課題ですが、走行面では

 ・ダンロップ手前右コーナーでのライン取り
 ・最終コーナー速度を上げる
 ・1コーナー進入速度を上げる(ブレーキングポイントを詰める)
 ・何より走りこむ...(最近全く乗ってませんでしたから...)

ハード面では
 ・調整式のリヤショックを装着して特性を探りたい(現在はKYB非調整)
 ・リヤブレーキをドラムからディスクにしたい
 ・キャブをウェーバー50に変更して許容回転数を少し上げたい

といったところです。
まだまだタイムアップの余地はあるので、ゆっくりと楽しんで行きたいと思います!!


皆さんも是非サーキットへ!!

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