GC10

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TSUKUBA CIRCUIT 2

 念願の3.1リッターエンジンを自分の手で作り終え、それに伴って貧弱だった足も強化しました。
シャシダイによるパワーチェックもして自分の箱スカの実力がどの程度かは判ってきたのですが...
しかし何馬力出ようと、それが速いか遅いかまでは判断出来ません。いくらパワーが出ようともそれを活かす足や駆動系が無ければダメだと思います。
そこでやはりサーキット走行で実力試しなんです。

 箱スカでの筑波サーキット走行は2度目です。前回は真夏で気温25℃、エンジンもL28、タイヤも195サイズでした。この時のベストが1分14秒。
ノーマルのL20に比べれば大幅パワーアップになるL28ですが、サーキットではやはり圧倒的に力不足でした。『もっとパワーが欲しい!』走りながらエンジンチューンを固く決意したのです。
 そして遂にエンジンをL28から3.1を自分の手で作り上げ、目標であった300馬力をほぼ達成しました。いよいよその実力を試す事となったのです。
2回目の筑波は真冬です。ドライバーにこの寒さは厳しいですが、クルマにとっては好都合です。特に私の箱スカは金銭的理由からもまだオイルクーラーを付けていないので、この季節でないとタイムは狙えないと思い、エントリーを決意しました。
 さてどうなりますか...

 出走前のパドックです。
ご覧の通り最新型車に囲まれています(笑)。
果たして手前のポルシェは勿論、国産ハイパワー車に対抗できるのでしょうか?

 第一ヘアピンの様子です。
一応クリップには付けているようですね(笑)。
写真用に横向けて..とも思いましたが、左コーナーは苦手なんです...

 同じく第一ヘアピンの立ち上がりです。
以前は195サイズのタイヤでしたので、立ち上がりでアクセルを入れると横に滑るばかりで加速していきませんでした。
しかし今回はスライドさせてもグイグイと前へ進んでくれます!
タイヤのサイズアップは効果大きいです。
 しかしこうして見ると、もう少し太いホイールの方が様になりそうです(笑)
フロントはステア分の余裕を考えないといけませんが、リヤは10Jを入れたいですね。

 S字コーナーです。
ここはなかなか難しいコーナーで、縁石を踏みながらのブレーキングは、ちょっと緊張します。

 こんな感じで20分×3ヒートの走行を無事終えました。
途中、ダートを走ってみたりもしました(笑)が、スピンする事も無く、クルマも無事でした。
で、肝心のタイムは
 1分07秒708
がベストでした。前回の比べて実に約6秒のタイム短縮です。この要因はエンジンパワーの大幅アップ、タイヤサイズの大幅アップなどによるものですが、最初の目標である『10秒を切る』を達成でき、まずは満足な結果となりました。しかし、手放しでは喜べないのです。色々と問題が...
 ・ブレーキ容量の圧倒的不足
 ・キャブ燃圧の落ち込み
 ・高横Gでの息継ぎ発生
 ・走行ラインの不安定(これは自分の腕の問題ですが(笑))
などです。
ブレーキは早急にグレードアップを図りたいところです。手持ちでR32スカイラインの純正4ポッドキャリパーがあるので、これに高性能パッドを組み合わせ、出来ればリヤブレーキを現在のドラム式からディスク式に変更したいところです。
燃料系の配管見直しも必要です。
 今後はこれらの問題を解消して5秒代を目指したいと思います。
30年前のファミリーセダンで最新スポーティーカーを追い回すのは楽しいですよ〜!!(笑)
皆さんも是非サーキットへ!!