箱スカ チューニング日記 1999年6月1日〜  憧れの3.1リッター化計画(13)

性能測定
 エンジンも完成してセッティングもほぼ出て来ました。
そこで目安としてパワーチェックを行ってみたのです。

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 『馬力』 それはあくまでも性能の目安でしかありませんが、やはり気になる物ですね。
L28の時にシャシダイで測定を試みたのですが、車高が低過ぎてシャシダイに載せられなかった経緯があります(笑)。
今回のセミワークス化に伴うタイヤ変更(195/60-14→225/50-15)によって車高もタイヤの外径変化分上がりました。
 これならイケるかな?と思い思いつきでパワーチェックです。

キャブ関係:
 ソレックスφ44
・MJ        :#190
・PJ        :#60
・AJ        :#250
・ポンプノズル    :#45
・アウターベンチュリ :φ41
・ジェットブロック  :亀有レース用
・撚圧        :3.5kg/cm2
点火系統:
 マジック固定進角デスビ+亀有MDI
・点火時期      :30度BTDC
エンジン系統:
 L28改31
・ピストン      :亀有レース用φ89+チタンコーティングリング
・コンロッド     :L14フルフロー加工&重量合わせ、側面研摩
・クランクシャフト  :LD28タフト加工
・バルブ       :吸排気L28ノーマル
・バルブスプリング  :亀有9,000rpm対応
・バルブセット長   :41mm
・カムシャフト    :亀有75度Aカム(カムリフト8.6mm)
・圧縮比       :11.4:1(N42ヘッド1.5mm面研)

 これが測定時のシートです。
最高出力は294.5馬力/6,480rpm、最大トルクは35.8kgm/4,980rpmでした。
300馬力の大台にあと僅かですが、この結果には大満足です。
仕様を参照して頂ければ解りますが、特別なチューニングは一切しておりません。キャブもφ44ですしカムもリフト量も少なく大人しい75度です。街乗りに十分耐え得る仕様です。
キャブをφ50にしてカムを変更すれば300馬力オーバーは確実でしょう。
 しかし何より自分で組んだこの大人しい仕様で約300馬力を達成出来た事が重要です。
ノーマルのL20からおおよそ3倍のパワーアップ、こんなに激変するL型エンジンは本当に楽しいですよね!!
 今後は念願の300馬力オーバーを目指して徐々に仕様変更していくつもりです。

※チューニングについての内容、理論等についてはこの内容が全て正しいというものではありません。色々な情報、資料、経験を元に私が判断したものです。また、私のクルマに有益なチューニングであっても全てのクルマにおいて通用するとは限りませんのでご注意下さい。
また、皆様でエンジン製作に関してのノウハウや参考意見などございましたらお知らせ頂ければ幸いです。