箱スカ チューニング日記 2004年05月04日

ニスモベルト対応 オルタネーターステーの製作

 

放出のため作り直し
 私の箱スカには以前よりニスモタイプベルト(8mmの細いベルト)を付けておりますが、装着に当たってオルタネーターステーを少々加工が必要でした。
その内容は当サイトにアップする事もありませんでしたが、先日友人の車両がエンジン(L20改フル)を新規製作し、完成間際にこのベルトの罠?(笑)に陥ったため、急を要する事もあって私の車両から加工済みのオルタネーターステー外してノーマルと交換してあげました。
そんな経緯で自分の物を再度製作する事となりましたのでアップしてみました。

題して
『エコロジー(マルビ?)オルタネーターステー製作』
です。(笑)
と申しますのも、ピロタイプのステーに変更すればこのような製作は無用です。
しかし、元ある物を極力使うのがエコロジー、機能は十分なので浮いたお金は他の部分に回しましょう!

というよりもお金無いだけです...(泣)

 
画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

 

 まずはどういう事かご説明しますと...
上図のノーマルベルト状態では特に問題無いのですが、ニスモタイプベルトに交換した場合、ベルト長が短くなり、オルタネーターがエンジンブロックにかなり接近します(接触する間際まで)。

するとどうなるかと申しますと、ノーマルのステーが急角度になり、物理的に装着が難しくなるのです。
さらにRBオルタネーターなどに変更してあれば、オルタネーターのステー取り付け位置がL用に比べ、よりエンジンに近付く方向になります。

判りやすく言えば、L用は5:50の位置、RB用は6:00の位置なのです。
このため更にノーマルの調整長穴には収まらず、オルタネーターが装着出来ないという結果になります。

そこでステーを製作する訳ですが、先にも申しました通り、ピロタイプにすれば簡単に問題なく解決できるのです。
見た目も信頼性も機能的にも優れており、欲しいのですがとりあえずはノーマルのステーを加工して使用しております。

余裕が出来たらピロ化してみたいです。

 

 

 これがノーマルのオルタネーターステーです。
緩いS字形状で、オルタネーターの取り付け面の関係で前後方向にも曲げがあります。

 

 まずはエンジン側の曲がりを伸ばします。
オルタの取り付け面を前からにするためです。
カセットトーチで炙って曲げてやりました。

 

 そしてこのように切断(笑)。

 

 使用するのは両端ですので、合わせ面をヤスリで平らにして、溶接するのでエッジも少し落としてやりました。

 

 100Vアークで突合せ溶接。
久し振りの溶接作業でビードが醜いのは見逃して下さい(笑)。
基本的に圧縮方向の応力が多くかかるのでこのような溶接で十分なのです。

 

 エンジンルーム汚いですが(汗)、こんな感じに付きます。

 

 

 

 

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