遂に快適なセカンドカー入手!!

 箱スカを入手してからの10年以上の間、途中ホンダZなどを所有した時期はありましたが、基本的に箱スカ1台で買い物からサーキットまでをこなしてまいりました。
チューンドL型エンジンは、トルクフルで街乗りも楽にこなせ、4ドアボディは室内も広く、人を乗せるのも全く問題無いのですが、さすがに全てを箱スカ1台で賄うのは少々辛く感じてきたのです。
さらにここ最近は片道350km程を往復する事が多く、単純に『移動するための車』の必要性を感じていたのです。
インターネットオークションなどで数万円(笑)のオートマ・エアコン車両を探し、色々と検討していたのですが、走行距離との兼ね合いもあり決めかねていたのです(確実に止まらない車が必要ですからね)。
その時、現在R-moonというショップを経営している古くからの友人に相談したところ、以前R-moonで製作し、販売、その後オーナーの事情により買い戻した昭和61年式のクラウンワゴンを譲ってくれるという話が出たのです。

 このクラウンワゴン、GS120という型式で元々のオリジナルは1.5トンのボディに1GEという100馬力程のシングルカムの2000ccエンジンなのですが、このクラウンワゴンはGA70スープラ後期に搭載されていた210馬力の1GGT、つまりツインカムツインターボエンジンに換装されているのです!!
エンジン型式は同じ『1G』ですので、もちろん合法車両です。
ワゴンという利便性とツインターボという性能を兼ね備えた、私にとっては正に理想の姿でした。

すぐに入手したのは言うまでもありません。
ハチロク以来のトヨタ車です!

 

入手した状態
 これが入手した時の状態です。
グリーンメタのボディはちょっと派手かなぁ...
ホイールは星形スポークの16インチでちょっと若々しい(笑)ですね。
運転席&助手席はレカロ(メーカー純正採用モデル)が装着されています。
さらに前後バンパーは3リッタークラウンのものに交換されナンバーも3ナンバーとなっています。
ノーズにはインタークーラーも装着され、ブローオフバルブでクラウンワゴンらしくないサウンドが..(笑)

 

とりあえずホイール交換
 BBSホイール装着!!

昭和61年、つまり1980年代後半の高性能ホイールと言えば『BBS−RS』です!
当時、ハチロク乗りだった私には無縁な物でしたが、ハイパワーターボ・チューニングカーが挙って履いていたホイールです。16インチで4本で40万円以上した高嶺の華だったものです。
何とその新品がオークションで出品(当時の1/7の価格)されており、迷わず入札、無事入手出来ました。
サイズは
前:8.0J-16 後:8.5J-16
です。
実は入るかどうかも分からずに買ってしまったのですが...(笑)
これに205/50と225/50のタイヤ(中古貰いもの&新品型遅れ特価品)を履かせました。
少し落ち着いた感じになったと思います。

 

さらに...
   
 ステアリングを入手時装着されていたMOMO製から、イタルボランテのフォーメル(これも80年代後半の人気アイテム)を改装セール特価品で入手、さらにオーディオはホンダZに装着していたアルパインのCD+GEQ+アンプ+サブウーハーを搭載、極め付けは最新のHDD内蔵GPSナビを装着!!
非常に快適に移動出来る車になっていきました。
でも元来走り思考の私は快適装備だけで我慢出来るはずも無く(笑)、TO4Eシングルタービンキット、メタルガスケットなども入手、来る日のパワーアップに備えています(笑)。

 

故障経歴

 R-moonによって丁寧に作り込まれたこの車、非常に良く出来ております。
とは言う物の既に15年選手ですから各部の劣化や磨耗などは避けようがありません。
現在までに

・デスビキャップ経年劣化による分解破損
・コンソール照明切れ
・オルタネーターブラシ&スリップリング磨耗

が発生しています。
全て 修理完了して元気に動いています。

 

現在の仕様一覧(赤文字は入手後装着)
・エンジン

スープラ用1GGT(ノーマル)R-moonにてエンジン換装、ハーネス引き直し、AT換装
K&Nパワーフィルター
BLITZブローオフバルブ

・足/駆動系 BBS−RSアルミホイール 8.0J-16OFF+33/8.5J-16OFF+14
KYBショックアブソーバー(SRスペシャル)
・外装 グリーンメタリック R-mmonにてオールペイント
TERZOキャリア
TERZOマウンテンバイクアタッチメント
・内装

RECAROシート
イタルボランテ・フォーメル ステアリング
ALPINE CDプレーヤー+GEQ+アンプ
自作サブウーハーボックス(サブウーハー、フルレンジ、スーパーツイータ)
carrozzeria HDD内蔵GPSナビゲーションシステム

OMORIメーター(油圧、油温)
TRUSTメーター(ブースト)
ターボタイマー(ULTRA)

・装着準備中 シングルタービンキット(TO4E(A/R.50)、HKSウエストゲートバルブ、追加インジェクター×2、GARAGE八幡CPU、FETメタルガスケット

・インプレッション&今後の課題
 
 生まれて初めてのターボ車、AT車(軽除く)、パワーウィンドウ車となったクラウンワゴン改ですが、L型の敏感なレスポンス&鬼トルクに慣れている私にとっては何ともイライラする物でした。
15年前のターボエンジン故に当然と言えば当選なのですが、ブーストがかかるまでのレスポンスの悪さは最初は戸惑いました。
またAT車の運転に不馴れ、というよりもほぼ初めてのAT車運転となるので、要領を得ずにマゴつくことも...(笑)
そんな事を感じつつ、長距離や買い物に使ってようやく慣れて来ました。
元AT車乗りの方に走り方のレクチャーを受け(笑)、O/Dスイッチやシフトダウンを使うようになると、レスポンスの悪さを有る程度 カバー出来る事が分かりました。
峠道を2速でブーストをかけつつ走ると、思いのほか楽しく、高速道路ではターボ車の本領発揮で快適な高速クルージングを堪能しております。
しかしまだパワーウィンドウに慣れなかったりして...(笑)

今後はレスポンス向上を主眼に、当然の事ながらパワーアップを計りたいです。
入手済みのシングルタービンにサブコン制御すれば300馬力程度はイケるはずです。なおかつ実用性を低下させないチューニングを行いたいです。
箱スカとは対極にあるこの車、これからどうやってイジって行くか(もちろん極力資金をかけずに)、楽しみです。